ネズミと言っても世の中にはたくさんの種類が生息しています。大きく分類すると、

  • 野ネズミ
  • 家ネズミ

という2種類いるのですが、家ネズミがその名の通り住宅に棲み付くネズミです。さらに家ネズミにも種類がいますのでご紹介します。

  • クマネズミ
  • ドブネズミ
  • ハツカネズミ

住宅に被害を与える家ネズミと言えば主にこの3種類が挙げられます。どんなネズミなのか、見分け方はあるのかを詳しく見ていきましょう。

家に出てくるネズミの種類と見分け方

天井や床下から走り回る音が聞こえてきたら「ネズミがいるのかも!」と思うでしょう。しかし、どんな種類のネズミなのかはなかなかすぐにわからないものです。そこで、住宅によく出る3種類のネズミと、その特徴について知っておくことが大切になります。

家にいるのがどのネズミなのかはパッと見では判断できないことが多いですが、

  • どんな行動をするネズミなのか
  • 現れる場所はどこか

という2つのポイントで絞るとだいたい目星がつきます。

それから共通点は、

  • ネズミは雑食性の生き物で、1日に自分の体重の1/4~1/3程度の量を食べる。
  • 基本的に夜間の方が活発に動くため被害も夜に集中しやすい。
  • 部屋の隅を移動するため、堂々と部屋の中央を動き回ったりはしない。
  • 歯が伸び続けるため、歯を削るためにコード類を齧ったりする。

などです。

次に3種類のネズミの違いをチェックしていきましょう。

クマネズミ

住宅のネズミ被害で多いのがクマネズミによるものです。とても警戒心が強く賢いためなかなか罠にかからず駆除が難しいと言われています。

  • 高いところに上るのが得意。
  • 天井や屋根裏部屋に現れる。
  • 雨どいから2階部分に侵入できる。
  • シャッターなどにもよじ登れる。
  • 日本全国に生息している。
  • 植物や種などを好む。
  • 3、4か月で生殖が可能になり1度に5、6匹産む。

このような特徴があります。外に出ている時に、壁や雨どいなどに上っているところを見かけたら、それはクマネズミの可能性が高いです。

大きさ 14~25cm
重さ 150~200g
腹部 黄褐色
背中 茶色・黄褐色
しっぽ 体よりも長く、黒い
フン 細長く、大きさは1cm程度で不揃い

ドブネズミ

ドブネズミはとても大きなネズミで、側溝などの汚いところから出てくることがあります。そんなドブネズミも家ネズミに含まれていて、水回りに被害を与えることが多いので注意が必要です。

  • 高いところが苦手なので低いところに現れる。
  • 台所などの水回りの被害が多い。
  • 床下の被害も多い。
  • 人に噛みつくことがある。
  • 凶暴な性格で人に気づいても逃げないことがある。
  • 泳ぎが得意。
  • 明け方や夕方に行動しやすい。
  • 虫や植物、残飯を好む。
  • 3か月ほどで生殖が可能となり、年に8、9回程度出産する。
  • 目や耳が小さい。
大きさ 18~28cm
重さ 150~500g
腹部 灰色
背中 茶色・灰色
しっぽ 体より短く肌色
フン 太くて丸い形で、大きさは1cm以上ある

ハツカネズミ

家ネズミの中で一番小さくすばしっこいのがハツカネズミです。よく実験体として使われるのもこのハツカネズミに分類されるのだとか。

  • 体が小さく、手足がとても細い。
  • 1cm程度の隙間からも侵入できる。
  • すばしっこくジャンプ力があるため捕まえるのが困難。
  • 寒さに弱く、泳ぎが苦手。
  • 農作物や虫が好きで郊外に多く生息している。
  • 平均寿命が1年半程度と短い。
  • 生後2か月から生殖が可能。
  • 1度に6~8匹程度産み、年に6~10回出産する。
  • 夜行性のネズミである。
大きさ 5~10cm
重さ 10~30g
腹部 白色・灰色
背中 茶色
しっぽ 体より短く体毛と同じ色
フン 小さく尖った形をしていて、大きさは0.5cm程度

スーパーラットの存在が脅威!

ネズミ駆除の中でもスーパーラットが最も大変と言われています。スーパーラットとは、毒エサが効かない、あるいは効きにくいネズミのことで、多くはクマネズミが進化したものと考えられています。生命力が高く毒エサに対して耐性があるので、通常の毒エサではなかなか駆除しきれません。

しかし、スーパーラットにも効果がある毒エサが開発されているので駆除することは可能です。

ラットサインを見逃さないことが大事

家ネズミを駆除したいのなら、ラットサインを見つける必要があります。ラットサインはネズミが生息していることの証拠なのです。

どうしてネズミがいるとわかるのかというと、ラットサインはネズミのフンや尿、足跡からできているからです。ネズミは走りながらフンや尿をするため、何度も通った道にはそれが黒ずんで残ります。暗いところではブラックライトを当てると尿が反応して光って見えるのでよりわかりやすいでしょう。そのような手掛かりをラットサインと呼んでいます。

ネズミによる被害に気付いたらまずはラットサインを探してみましょう。